耳をつんざくようなブレーキと、激しい衝突音を聞いたあと、どのくらいの時間が経ったのか。
病院の緊急処置室へと駆け込んだ春也(相葉)は、
そこにたくさんの管につながれた意識不明状態の自分自身を見た。
呆然とたたずむ彼の姿は誰の目にも見えず、声は誰の耳にも届かない。
恋人の美智子(上原美佐)は眠る春也に語りかける。
「だめよ春也、戻ってきてお願い」
動けない体となって初めて彼は、これまでの人生を振り返る。
父との確執、美智子との出会い、幼なじみの笑い声、大好きだったピアノ・・・。
思い出を巡りながら確かめる様々な絆。
そしてたどり着いた事故の真相とは───。
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